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北上市内から車で15分。緑豊かな里山にある小さなお店「多三郎山荘」。
季節ごとに表情を変える風景を眺めながら、地場産品を使った家庭料理を楽しめます。 |
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森を渡る風の音、小鳥のさえずり。
降り積もる雪の微かな音、薪ストーブのはぜる音。
おだやかな花の香り、懐かしい草の匂い。
訪れた人に五感で自然を感じてもらう、それが里山ならではの「おもてなし」です。
「多三郎山荘」では小高い山の中腹にある落ち着いた店内で、季節のランチ（2週間ごと）、カフェメニューを提供しています。 |
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長かった冬が終わり、草木の花が咲き始めました。
自分の順番を分かっているかのように、咲き出す時期はそれぞれです。
花の見ごろを終えると、山はあっという間に新緑に覆われ、風も日差しも気持ちのいい季節になりました。 |
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やっと梅雨が明けたと思ったら、東北の短い夏が駆け抜けようとしていました。
入道雲、セミの声、夏に起きる全てのことがぎゅっと詰まった8月。
街から少し離れただけで、この森は風に涼しさを感じます。
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雪が積もり、積もった雪が凍りつき、山は静まり返りました。
雪原に残る動物の足跡を見つけると、私たち以外にも春を待つ生命がいることを思い出します。
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| 冬の薪ストーブは、燃料にリンゴの樹を使っています。何年もの間、リンゴを実らせてくれた樹は力強く燃え、私たちを暖めてくれます。かすかな甘い匂いを残し、灰になってゆく姿に感謝しながら、雪融けを待ちます。 |
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